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時の風に吹かれて・・・
☆ サンタの贈り物 ☆
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リンリンリン・・・
クリスマスが終ると・・・
リンリンリン・・・
そそそと・・・ 足早に・・・
サンタちゃんとトナカイくんが・・・
仲良く帰って行きました。
リンリンリン・・・
鈴の音も小さくなり・・・ やがて聞こえなくなりました。
ふわん・・・ ふわん・・・
白い雪が舞っています。
ふわん・・・ ふわん・・
一人ぼっちの雪だるまちゃん・・・
何を考えているのかな・・・?
ふわん・・・ ふわん・・・
時の風が・・・
止まることなく流れていきます。
そんな様子を遠くから・・・
帰ったはずのサンタちゃんとトナカイくんが見つめています。
ふわふわふわ・・・
綿のような雪が・・・
ふわふわふわ・・・
風に乗って流れてきます。
ふわふわふわ・・・
少しずつ・・・
一人ぼっちの雪だるまちゃんの
周りに積もっていきます。
しばらくすると・・・
もこもこもこ・・・
「あっ・・・」
もこもこもこ・・・
雪の中から・・・
もこもこもこ・・・
ふわふわの羊ちゃんが現れました。
「まだ、ちょっと早いけれど、一緒につきあうよ」
「ありがとう・・・」
ふわん・・・ ふわん・・・
「羊ちゃん・・・もうじき忙しくなるね・・・」
ふわん・・・ ふわん・・・
「うん! 雪だるまちゃんも手伝ってね・・・」
「うん・・・ でも・・・ きっと・・・春までかな・・・」
「 ・・・ 」
ふわん・・・ ふわん・・・
冷たい雪が頬を掠めて行きます。
羊ちゃん、心配しないで・・・
きっと・・・
春には、新しい時の風が吹いて来るよ・・・
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お花の風呂敷巾着
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